「親族の遺産を相続した」
「海外駐在で貯金がたまった」
「退職金が入った」
「会社員をしながらコツコツと貯金をして貯めた」
様々な理由で貯金5000万円を手にしている人はいるかと思います。
それでは5000万円あれば働かずに何年暮らせるのでしょうか?もしくは、リタイアすることは可能なのでしょうか?
また、他の記事でもまとまったお金の扱いについて解説していますので良ければそちらも合わせてお読みください。


まずは月々の生活費を確認しよう
意外と自分の支出額や資産状況をきちんと把握している人は少ないと思います。ですが、月にいくら使っているか確認することでリタイアのためにはいくらお金を貯めればいいかが判断できます。
さて、5000万円で何年暮らせるかは正直支出額次第です。
個々人によりますが、今回は一般論として平均支出額をもとに分析していきましょう。
次の3つのパターンで検討していきます。
- 働いていて二人以上の世帯
- 65歳以上で夫婦だけのリタイアした世帯
- 65歳以上で単身のリタイアした世帯
貯金5000万円あったら何年暮らせる?
それでは、順番に月々の支出をチェックしていきましょう。
参考にするのは、総務省の家計調査報告(2021年)です。
家族で働いている世帯
まず、2人以上の世帯で勤労者の世帯の収支結果がこちらです。

可処分所得 | 492,681円 |
---|---|
消費支出 | 309,469円 |
収支 | +183,213円 |
毎月、自由に使えるお金は約49万円です。そこから約30万円を使って18万円ができている状況です。
この状態を12倍して年間に直すと次のようになります。
可処分所得 5,912,172円
消費支出 3,713,628円
収支 +2,198,556円
世帯年収は約720万円で、371万円を消費して219万円を貯金していることになります。
では、仕事辞めてしまった場合5000万円で何年暮らせるでしょうか?
5000÷371=13.4年
2人以上の世帯の場合、貯金5000万円を切り崩して生活できるのは約13年という結果になりました。
65歳以上で夫婦だけのリタイアした世帯
続いて、65歳以上の夫婦だけの世帯でもう仕事を引退している場合を考えてみましょう。

可処分所得 | 205,911円 |
---|---|
消費支出 | 224,436円 |
収支 | -18,525円 |
年金等により月々の収入は約20万円です。そして22万円消費していますので、毎月2万円マイナスになる計算です。
では、先程と同じように年間で考えてみましょう。
可処分所得 2,470,932円
消費支出 2,693,232円
収支 -222,300円
年間のマイナスの222,300円です。5000万円あれば何年暮らせるでしょうか。
5000÷22.23=224.9年
何と224年も暮らせる結果となりました(笑)余裕を持って安心して暮らせますね。
65歳の時点で5000万円あれば普通に暮らす分には余裕がありますし、多少贅沢をしても問題ないでしょう。
65歳以上で単身のリタイアした世帯
続いて、65歳以上で単身世帯の場合はどうでしょうか。

可処分所得 | 123,074円 |
---|---|
消費支出 | 132,476円 |
収支 | -9,402円 |
単身のため収入は少なく約12万円となっています。しかしながら消費支出も少なく、13万円におさまっています。
その結果、月々のマイナスは1万円となっていますね。
すごく余裕がありそうですが、念のため年間に直して今までと同様に考えてみましょう。
可処分所得 1,476,888円
消費支出 1,589,712円
収支 -112,824円
年間のマイナスは約11万円ですね。
5000÷11.2=446.4年
何と約446年暮らすことができます笑
これまで見てきた通り、老後の生活は貯金5000万円あれば大きな余裕を持って暮らせることが分かりました。
貯金5000万円を元にアーリーリタイアできるのか見ていきましょう。
貯金5000万円あったらアーリーリタイアできるのか?
アーリーリタイアするためには、月々の支出を上回るだけの不労所得が必要です。
先程の先程の二人以上の勤労世帯の家計収支をもう一度確認しておきましょう。

月々の消費支出は309,469円で年間の消費支出は3,713,628円でした。
アーリーリタイアするためには、5000万円を元手に資産運用してこれを上回る不労所得を得られればいい訳です。
余裕を持って年間400万円の利益を得ようと思うと、税金を20%と考えて500万円の収入が必要になります。
つまり、貯金5000万円を年利10%で資産運用できればアーリーリタイアできるのです。
5000万円を年利10%で資産運用
500万円の収入
税金を20%として100万円ひかれる
→ 400万円の手取りで十分生活できる
貯金5000万円を元に働かずに年間400万円の手取りを得る方法は?
それでは、具体的に年利10%で資産運用するにはどのようにしていけばいいのでしょうか?
資産運用の方法は多岐にわたっており、例えば以下のような方法があります。
- 日本株
- 米国株
- 不動産投資
- 投資信託
- ETF
- ソーシャルレンディング
- 定期貯金
- 外貨預金
- ファンドラップ
- ヘッジファンド
色々な方法がありますが、多くの資産運用は手間がかかり、自分で資産運用していくのはとても大変です。
そこで、おすすめしたいのが自分自身で資産運用するのではなく、プロに任せて資産運用できるヘッジファンドです。
ヘッジファンドなら投資家は何もする事なく、完全にお任せで資産運用で気ますし、優良ヘッジファンドなら利回り10%~を期待できます。
ヘッジファンドの魅力やおすすめの投資先ファンドについては、ヘッジファンドランキングにて解説していますのでぜひ確認してみて下さい。
まとめ
これまで見てきた通り、貯金5000万円をもとにヘッジファンドで資産運用すればアーリーリタイアは十分可能であることが分かりました。
さらに、安全を見るなら資産運用しつつも働いていけば、働いた給料を丸々全部貯金することも可能です。
そうすれば、海外旅行などの贅沢もできますし、精神的余裕を持って生活することができます。
また、個人的にはリタイアしないとしても資産運用することをおすすめします。
そうすれば会社での仕事もより前向きに取り組めるようになりますので、お金だけでなく仕事における精神面も充実します。
貯金を眠らせている方はぜひ資産運用を検討してみてください。