2000万円というまとまった金額が貯金できたら、どうやって資産運用していけばいいのでしょうか。
金額が大きいため、どうしていいか分からない人も多いともいます。
そこで、本記事では2000万円を運用するベストアンサーを解説していきます。10年の運用で5000万円まで増やすことも夢ではありません。
貯金が2000万円超えたら資産運用すべき?
貯金は安全ではない?
まずは、そもそも論ですが貯金が2000万円超えたら本当に資産運用は必要なのでしょうか?
この質問の答えは「はい、資産運用は必要です。」となります。
なぜなら、貯金ではインフレリスクに対応できないからです。
インフレは物価が上昇する事。インフレリスクは、物価の上昇により貯金などの金融資産の実質的価値が減損するリスクを指す。
インフレリスクをシミュレーションしてみる
それでは、インフレによってどれくらいの価値が失われていますのでしょうか。よく分からないので実際にシミュレーションしてみましょう。
インフレしていく割合ですが、日本政府は毎年2%の物価上昇目標を掲げています。
ですので、2%ずつ物価が上昇していく場合、貯金2000万円がどうなるか考えてみましょう。
結果はこちらです。

15年で1480万円まで減少し、30年後には1100万円の価値しかなくなってしまいます。
そうならないためにも資産運用は必須だと言えます!
貯金2000万円を運用する際の注意点
ちょっと待ってください。確かに2000万円は資産運用すべきという話をしてきましたが、闇雲に資産運用すれば良い訳ではありません。
正しいやり方で行わないと、大失敗にもつながりかねません。
銀行や証券会社におすすめされたとしても以下のような商品には要注意です。基本的にはやらないようにして下さい。
- ファンドラップ
- 外貨預金
- ソーシャルレンディング
ファンドラップには要注意
一つ目の商品はファンドラップです。ファンドラップは富裕層を専門にオーダーメイドの運用サービスを提供すると宣伝されています。
ですが、実際は投資信託で資産運用するだけなのにとっても高い手数料を取られる金融機関が一方的に儲かる商品です。
絶対に選ばないようにしましょう。詳細については下の記事でも解説していますので良ければそちらも合わせてお読みください。

外貨預金にだまされるな
続いて、外貨預金です。外貨預金は一見利回りも高いし、預金だからリスクも低そうだしと良さそうな商品に見えます。
ですが、実際には為替取引というギャンブルに身を任せることになり、その上手数料も高いので全くおすすめ出来ないです。
選ばない方が賢明です。詳細は下の記事に記載していますので良ければご覧ください。

ソーシャルレンディングは危ない
最後はソーシャルレンディングです。ソーシャルレンディングは企業にお金を貸して利子をつけて返してもらう運用方法です。
利回りが高く、さらに安全性も高いかのように謳われていますが、実際には返済の遅延や元本割れといったトラブルも数多く発生しています。

元本保証でどこまで出来るのか
では、逆に絶対に安心な商品はあるのでしょうか?
いわゆる元本保証というやつですね。元本保証の商品だと次のような商品があります。
- 国債
- 定期預金
国債
国債は国が発行している債券です。日本にお金を貸すわけですから安心感は段違いですね!
ただ残念ながらその分利回りは低いです。個人向け国債の利回りは次のようになっています。

参照:財務省HP
一番高い利回りでも0.16%となっています。2000万円を国債で運用しても年間3.2万円にしかなりません。
これでは資産運用しているとは言えませんね。
定期預金
そして、元本保証といえば定期預金もありますよね。定期預金も安心の運用方法です。
ですが、当然定期預金も利回りは低いです。
三菱UFJ銀行 | 0.002% |
---|---|
三井住友銀行 | 0.002% |
みずほ銀行 | 0.002% |
楽天銀行 | 0.02% |
住信SBIネット銀行 | 0.02% |
金利が高いネット銀行であっても、0.02%となっています。これは2000万円を預け入れると年間4000円の利息が貰えます。
これではないも同然ですね。
危険な資産運用はもちろん良くないですが、かといって元本保証も魅力がないですね。きちんとバランスよい資産運用を追求していきましょう。
2000万円の資産運用シミュレーション
それでは、2000万円はどのように資産運用していけばいいのでしょうか。
まずは、2000万円を資産運用していったらどれくらい増えるのか、利回りごとにシミュレーションしてみましょう。
- 利回り1%
- 利回り4%
- 利回り10%
利回り1%の2000万運用シミュレーション
利回り1%で2000万円を資産運用した時のシミュレーション結果はこちらです。

15年で2320万円、30年で2690万円となっています。確かに増えていはいますが、あまり大きく増えてはいませんね。
1%の利回りでは物足りないというのが正直なところではないでしょうか。
利回り5%の2000万運用シミュレーション
続いて、利回り5%での2000万円の運用結果を見てみましょう。

15年で4150万円に、30年で8640万円と大幅に増えていることが分かりますね。
利回り5%であればそこまでハイリスクを取る必要もありません。もちろん、簡単ではないですが現実的な目標の範囲内かと思います。
利回り10%の2000万運用シミュレーション
最後に利回り10%で2000万円を運用するとどうなるでしょうか。

15年で8350万円、30年で3億4890万円まで増えています。とんでもない勢いで成長していますね。
ちなみに利回り10%で資産運用するとシミュレーション結果では、10年後に5180万円まで増えています。
すなわち、利回り10%以上で資産運用できれば10年で2000万円を5000万円まで増やせるのです。
それでは、具体的にどんな方法で資産運用していけばいいのでしょうか。利回り別におすすめの運用方法を見ていきましょう。
利回り1%を狙う!2000万円のおすすめ資産運用
もし、利回り1%を狙うのであれば債券で運用する投資信託がおすすめです。
債券型の投資信託は値動きが小さいため、大損するリスクを減らして細かなリターンの積み上げが狙えます。
例えば、「明治安田 DC日本債券オープン」のこれまでの運用成績を見てみましょう。
1年(年率) | 3年(年率) | 5年(年率) | 10年(年率) | |
リターン | -3.64% | -1.58% | 0.12% | 1.22% |
標準偏差 | 1.41 | 2.23 | 2.04 | 1.99 |
シャープレシオ | -2.58 | -0.71 | 0.06 | 0.61 |
直近はマイナスとなっていますが、長期で運用成績は判断する必要があります。
10年(年率)リターンの所をみると1.22%となっており目標の1%を超えています。標準偏差も小さく値動きが抑えられていますので安定運用には適していると言えます。
利回り5%を狙う!2000万円のおすすめ資産運用
続いて、利回り5%を狙うなら株式で運用する投資信託がおすすめです。
株式の方が債券よりも値動きが大きくハイリターンも得やすいです。
投資信託で資産運用するとどれくらいの利回りになるのか?過去3年間の平均リターンを確認してみましょう。
カテゴリー別の結果はこちらです。
国内大型グロース | 13.20% |
---|---|
国内大型バリュー | 12.95% |
国内中型ブレンド | 12.58% |
国内中型グロース | 9.61% |
国内小型バリュー | 9.14% |
参照:モーニングスター株式会社
9%~13%とかなり高い数字が出ていますね。当然、損失が出ることもあるのですが、売買するタイミングが良ければ投資信託でも利益を上げることが可能です。
ただし、ここ3年は総じて株式市場は好調でしたので、長期で考えるならやはり5%程度を目指すのが程よいかと思います。
利回り10%を狙う!2000万円のおすすめ資産運用
利回り10%を狙うなら株式投資がおすすめです。
直接自分で銘柄を選び取引を行うことで、投資信託の売買よりも多くの利益を上げることが可能です。
ですが、それは同時に大きな損失が発生するリスクも併せ持っています。
そこで、誰でも簡単に利回り10%を狙える方法ならヘッジファンドがおすすめです!
2000万円を運用して10年で5000万円にする方法
カギを握るアイディアとは
そう思うのも不思議ではありません。ヘッジファンドは欧米の富裕層の間で選ばれている資産運用のプロフェッショナルですが、日本での認知度はまだ低いです。
何をするかというと、投資家から資金を預かり代わりに運用して投資家の資産を増やします。そして、ヘッジファンドは代わりに運用を行った対価として報酬を得ます。
仕組みとしてはこのようになります。

投資家の資産を増やせば増やすほどヘッジファンドの報酬も増える構造になっているので安心ですね!
資産運用はしなければいけないことですが、必ずしも自分自身の手で売買しなければいけない訳ではありません。信頼できるパートナーに任せても良いのです。
ヘッジファンドに期待できること
ヘッジファンドは資産運用のプロですから信頼感は抜群です。
例えば国内の有名ヘッジファンドBMキャピタルの過去成績を見てみましょう。

- 年間マイナス0回
- 平均利回り10%以上
- 資産価値2倍以上
驚くべき成績が並んでいますね。年間でマイナス0回と安定性がハンパないですし、平均利回りも10%以上を達成しています。
仮に2000万円を利回り10%で資産運用できればシミュレーション結果はこのようになっていました。

10年で5000万円を超えますし、15年続ければ8350万円、30年で3億4890万円と、とんでもない勢いで資産を築くことができます。
結論としては、2000万円を資産運用するならヘッジファンドが最適です。
ヘッジファンドで資産運用するためには
それでは、ヘッジファンドで資産運用するにはどうすればいいのでしょうか。
ヘッジファンドは「私募」形式での募集となっていますので、直接ヘッジファンドと面談して説明を受ける必要があります。
基本的にはクローズドなところが多いので、詳細情報が欲しければまずはヘッジファンドのホームページから問い合わせてみて下さい。