様々な理由で1億円を保有している人はいると思います。いわゆる億万長者というやつで、みんなの憧れですね。
1億円があったら資産運用すべきなのは言わずもがなですが、金額がとても大きいため下手な資産運用をすると1000万円~2000万円といった単位で簡単に損していきます。
1億円という大金だからこそ、そうならないためにも資産運用の方法は吟味すべきだと思います。
本記事では、1億円を運用するおすすめの運用方法について解説していきます。


1億円を資産運用する際に気をつけるポイント
資産運用においては元手となる金額がとても重要です。
例えば100万円の資産運用だったら、+10%の運用利回りで10万円と少ない利益ですが、逆に半分に減っても50万円の損失で済みます。
一方、これが1億円の運用だったらどうでしょうか。+10%の利回りで1000万円と大きな利益ですし、半分に減ったら5000万円と立ち直れないほどの損失です。
利回り | 100万円を運用 | 1億円を運用 |
+10% | +10万円 | +1000万円 |
+100% | +100万円 | +1億円 |
-10% | -10万円 | -1000万円 |
-50% | -50万円 | -5000万円 |
1億円を資産運用するのであれば、リスクを抑えて資産を守る運用が重要です。
1億円の資産運用!利回り別シミュレーション
それでは、1億円を資産運用したら資産はどのように増えていくのでしょうか。
利回り+5%の場合でシミュレーションしてみましょう。
結果はこちらです。

15年で2億円に、30年で4.3億円まで増えています。利回り5%でも十分すぎるほどのハイリターンが得られます。
では、逆に資産運用で失敗してしまい、マイナス5%の利回りとなったら結果はどうなるでしょうか。
シミュレーション結果はこちらです。

たかがマイナス5%と侮ってはいけません。15年で4630万円まで減少し、30年で2140万円まで減ってしまうのです。
せっかく貯めた1億円がこんなに減ってしまっては悲しいですよね。
1億円という大金を資産運用する際に何よりも優先されるのは、高利回りではなく資産を減らさない事なのです。
1億円を運用する方法とは
それでは、1億円を運用するならどのような方法があるのか細かく見ていきましょう。
各手法についてのおすすめ度のまとめはこちらです。
債券 | |
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株式投資 | |
不動産投資 | |
投資信託 | |
ヘッジファンド |
債券

おすすめ度 | |
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期待利回り | 0.05%~1.5% |
メリット | 満期まで保有すれば元本保証 |
デメリット | 利回りが低い。また、発行体が潰れると元本も返済されない |
一言 | 元本保証でなきゃ嫌だという人は一考の価値アリ |
まずは、債券からです。債券は国や企業などにお金を貸して、利息をつけて返してもらう運用手法です。
発行体が潰れなければ満期になると元本が返ってくる約束ですので、基本的には元本保証です。
ただし、利回り0.05%~1.5%と小さいのが難点です。資産運用としての魅力は高くありません。
どうしても元本保証じゃなきゃ嫌だという人が検討する運用手法となっています。
株式投資

おすすめ度 | |
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期待利回り | -50%~100% |
メリット | 2倍や3倍になることもありハイリターンを狙える |
デメリット | 株価が半分や1/10になることもあり大損のリスクがある |
一言 | 高い資産運用のスキルが求められるので上級者におすすめ |
株式投資は、企業の発行する株式を買い、配当を受け取るか株価上昇を狙う運用手法です。
配当は年利1%~2%であるため、多くの人にとっては株価上昇が本命です。
基本的には、企業の成長に合わせて株価も上昇していきますが、株価の変動要因は様々です。大きく利益を出す人がいる一方で、資産を大きく減らす人もいるのが現実です。
株式投資で成功するためには、高いレベルで株式投資に習熟していく必要があるので、株式投資を自分でガンガンやっていきたいという上級者におすすめです。
不動産投資

おすすめ度 | |
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期待利回り | 1%~4% |
メリット | ローンを組んで巨額の取引ができる |
デメリット | 経営に失敗すると借金地獄 |
一言 | 世間のイメージと異なりハイリスクな投資なので要注意です |
不動産投資は、誰もがイメージできると思いますが、不動産を購入して人に貸し、家賃収入を得る運用手法です。
基本的に不動産は価値が下がっていくので売却益を得られることはありませんが、たまたま不動産価格が上がっているタイミングに所有していると運よく利益が得る事もあります。
特徴としては銀行からの融資でローンを組めることです。手持ちが少なくても巨額の取引を行うことができます。
それはメリットである一方でデメリットでもあります。なぜなら物件の経営に失敗したら借金地獄に陥ることを意味するからです。
投資信託

おすすめ度 | |
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期待利回り | 3% |
メリット | 簡単に分散投資できる |
デメリット | 不要な手数料を払う |
一言 | 簡単に投資できるのでお手軽に運用を始めたい人におすすめ |
投資信託は様々な商品があるので一概には言えませんが、基本的には数十銘柄から数百銘柄に分散投資できるのが特徴です。
分散投資すると、全体としては値動きが小さくなるのでリスクが下がります。大損しにくく大儲けしにくい状態になる訳ですね。
どの企業が有望か全くわからないというのであれば、分散投資は選択肢の一つとなります。インターネットから簡単に購入もできるので、とにかくお手軽に始めたい人におすすめです。
ただ、投資信託には粗悪な商品も紛れているので、そういった商品にムダな手数料を払うことにならないよう注意して下さい。
ヘッジファンド

おすすめ度 | |
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期待利回り | 10%~ |
メリット | プロに完全にお任せでハイレベルな資産運用ができる |
デメリット | 最低投資金額が1000万円からとハードルが高い |
一言 | 資産運用をプロに任せたい人におすすめ |
ヘッジファンドは資産運用のプロに資産を預けて代わりに運用してもらう金融サービスです。
投資信託などの一般的な商品では運用手法に法律的な制限があるのですが、ヘッジファンドではそういった制限はなくハイレベルな手法を駆使して資産運用することができます。
さらに、ヘッジファンドでは資産運用で増やした利益を投資家とシェアする形式をとっています。
これは、ヘッジファンドが投資家の資産を増やすことに本気でコミットすることを意味し、投資家としては信頼して資産を預けることができます。
唯一のネックとしては最低投資金額が1000万円以上と限られていることですが、1億円の資産運用であれば全く問題ないと言えます。
あなたはどれ?タイプ別おすすめの1億円運用
どういう資産運用がおすすめかタイプ別にご紹介します。
自分で運用したい人 | 株式投資がおすすめ |
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不動産業界にコネがある人 | 中古のキャッシュ一括買いがおすすめ |
プロに任せたい人 | ヘッジファンドがおすすめ |
運用初心者の人 | ヘッジファンドがおすすめ |
証券会社で失敗した人 | ヘッジファンドがおすすめ |
自分で運用したい人におすすめ
まず、自分の手で資産運用したい人には株式投資がおすすめです。
株式投資は難易度が高いですが、その分上手くいったときのリターンはでかいですしやりがいがあります。
ただ勉強時間がすごい必要ですし、上級者になってからも常に会社の経営状況やマーケットをチェックしておかないといけないので、そういうのが好きな人におすすめです。
不動産業界にコネがある人におすすめ
不動産業界にコネがあって優良物件を仕入れられるなら不動産投資がおすすめです。
とくに1億円を資産運用するなら、現金一括で中古物件を買う手法がおすすめです。
通常であれば、銀行のローンの審査などがあるため不動産の売買には時間がかかります。売り手からすると早く現金が欲しいのになかなか入らない状況です。
しかし、そこを現金一括でパッと1億円払えれば、すぐに支払いができるので大幅に価格を割り引いてもらえることがあります。
1億円の現金一括なら20%~30%引きが期待できるでしょう。この取引ができればよい利回りが期待できます。
誰でも買える物件を普通に購入しても利益を出すのはとても難しいです。
プロに任せたい人におすすめ
資産運用を自分でやりたくない人には、ヘッジファンドがおすすめです。
ヘッジファンドは資産運用のプロなので、本当に何一つやることはなく完全にお任せで運用できます。
お金が増えるのはもちろんですが、本来であれば資産運用に取られていた時間を自由に使えるようになるので、増えたお金以上の価値があると言えます。
運用初心者の人におすすめ
運用初心者の人にもヘッジファンドがおすすめです。
投資家がやる事は何もなく、ヘッジファンドが独自の運用戦略で勝手に運用してくれます。
つまり、投資家のレベルに関わらず非常にハイレベルな資産運用を実現できるのです。
証券会社で失敗した人におすすめ
証券会社を利用して損した経験がある人にもヘッジファンドはおすすめです。
衝撃的な事実ですが、証券会社は投資家の事を養分としか思っていません。様々な営業トークを駆使して手数料を取ろうとしてきます。
この問題が生じるのは、投資家の利益と金融機関の利益が相反しているからです。
一方で、ヘッジファンドは成果報酬を導入しているので、投資家の利益がヘッジファンドの利益に直結しています。
だからこそ、ヘッジファンドには安心して資産を預けることができます。
1億円の一番いい預け先とは
それでは、1億円を資産運用するなら預け先はどこにすればいいのか結論をまとめてみましょう。
- 自分の手で運用したい人 ⇒ 株式投資
- 不動産業界にコネがある人 ⇒ 不動産投資
- それ以外の人 ⇒ ヘッジファンド
自分でやりたいというこだわりがある人やコネがある人以外はヘッジファンドがおすすめです。
優良ヘッジファンドなら10%~の利回りも期待できますし、安定的な運用で資産を増やしてくれるはずです。
1億円の資産運用ならぜひヘッジファンドを検討してみて下さい。