コツコツと貯金をして預金が1000万円を超えたら一度立ち止まって、どうすべきか考えるべきです。
色々と考えることはありますよね!
「一つの銀行に入れるのではなく分けた方が良いのか」
「1000万円以上の優遇が受けられる銀行に移し替えるべきか」
「銀行にただ預けておくのではなく資産運用した方が良いのか」
本記事では、預金が1000万以上になったら分けるべきなのか?どこに預ければいいのか?これらの疑問に答えるべく解説していきます。


預金が1000万を超えたら分けた方が良いの?
貯金が1000万円を超えたら分けた方が良いと言われるのには理由があります。
それは、銀行がつぶれたときに保証してくれる制度にペイオフ制度がありますが、そのペイオフ制度で保証されているのが1000万円までだからです。
だから、一般的に預金が1000万円を超えたら銀行を分けるべきだと言われているのです。
これは安全性を追求するなら正しい判断ですね!
【1000万円】どこに預けるのが一番良い?
それでは、貯金が1000万円を超えたらどこに預けるべきでしょうか?
大きく分けて二つの考え方があります。
- 元本保証の預け先にこだわる
- リスクを抑えながら資産運用して増やしていく
まず一つ目は元本保証にこだわる方法です。元本保証であれば資産が減ることがないので安全です。
さらに、銀行が破綻する可能性も考えて、1000万円を超えた分は複数の銀行に分散して預けます。
こうすることによって全ての資産を元本保証の範囲で保管することができるのです。
二つ目の方法は、資産運用をしてお金を増やすことを目指します。
個人的にも、せっかく1000万円以上の資産ができたなら資産運用をスタートすべきタイミングだと思います。
なぜなら預金の利息はとっても小さく預けておいても何にもなりませんが、資産運用すれば大きく大きく増えていくからです。
元本保証にこだわる方法や資産運用する方法についてもう少し細かく見ていきましょう。
1000万を貯金するならどこの銀行に預けるべきか
まずは元本保証で銀行に預ける方法からです。貯金するならどこの銀行がいいのでしょうか。
何を重視するかというと、利息が大きいところが良いですよね笑
金利別にランキングにしたものがこちらです。
順位 | 銀行名 | 金利 |
1位 | 新生銀行 | 0.30% |
1位 | UI銀行 | 0.30% |
3位 | 島根銀行 | 0.22% |
3位 | 愛媛銀行 | 0.22% |
3位 | 商工組合中央金庫 | 0.22% |
新生銀行が一番となっていますが、それでも金利は年0.30%です。税引き後だと0.2390%です。
1000万円を預けても年2万3900円にしかなりません。
1000万以上の大口預金だと銀行に優遇される!?
預金しても全然利息がつかないことは分かりました。ただ、世の中には大口だと優遇されるサービスがあります。
1000万円を預金するなら条件がよくなるかも!?ということで大手銀行の優遇サービスをチェックしてみましょう!
三菱UFJ信託銀行「エクセレント倶楽部」

参照:三菱UFJ信託銀行HP
三菱UFJ銀行が提供する「エクセレント倶楽部」です。入会条件はいくつかありますが、例えば取引残高が1000万円以上で入会することができます。
これは、あくまで取引残高なので預金が1000万円あるだけでは入会できません。
こちらで優遇されるサービスを抜粋してみました。
- エクセレント倶楽部会員専用デスク
- キャッシュカード盗難保険
- バースデーサービス
- 定期預金金利上乗せ
- インターネットバンキング振込手数料無料
- ATMお引き出し手数料無料
- ATMお預け入れ手数料無料
- 貸金庫使用料割引
- 遺言執行報酬・遺産整理業務手数料割引
など
正直1000万円以上の取引をしてまでやりたいサービスはないなという印象です。
金融機関にしてみれば1000万円以上取引をしてもらって得た手数料の内から多少はサービスで返すというくらいの還元率かなと思います。
あまりおすすめはできません。というか預金1000万円あるだけではそもそも入会できなかったですね笑
SMBC信託銀行「プレスティアゴールド」

参照:SMBC信託銀行
続いてはSMBC信託銀行のプレスティアゴールドです。トップページには「お預け入れ総額1,000万円以上のお客様のための特別サービスです。」との記載があります。
これを読むと預金が1000万円以上あれば対象かなと思ってしまいますよね?
ですが、実際にはページの一番下の方に小さな字で以下のように書いてあります。
プレスティアゴールドは、月間平均総取引残高が1,000万円相当額以上で、外貨建て商品などの資産運用をお考えの、選ばれたお客さまにご紹介する特別なサービスです。
SMBC信託銀行HPより
つまり、預金が1000万円以上あれば優遇されるかと思いきや、取引残高が1000万円以上ないと受けられないサービスなのです。
ちなみに、優遇されるサービスはどんなものか一応見てみましょう。サービスの抜粋はこちらです。
- 国内円振込手数料無料
- 海外電信送金手数料無料
- 外貨現金取扱手数料優遇
- クロスカレンシー取引〈外貨間為替取引〉手数料を割引
- 海外ATMオーナー手数料を償還
- 外貨定期預金の金利上乗せ
など
気になる所としては外貨定期預金の金利上乗せですよね!?いったいどれくらい上乗せされるのか詳しく見てみましょう。

参照:SMBC信託銀行
2000万円相当額で+0.05%と記載されています。仮に2000万円預けたとすると、1万円ですね。
0.05%しかプラスされていないので大して優遇されていないことが分かります。大口向けのプレミアムバンクサービスは思ったよりも残念なサービスとなっています。
さらに、優遇されたところで内容も大した事ありません。1000万円の預け先としてプレミアムバンクサービスに魅力はありません。
1000万円を資産運用するとどうなる?
ここまで絶対に元本保証で管理したい人向けに銀行への預け入れを見てきました。
ですが、本当に貯金がベストでしょうか?
仮に1000万円を資産運用するとどうなるのかシミュレーションしてみましょう。
年利5%で資産運用した場合を考えてみます。

15年後には2070万円と2倍以上に増えていますし、30年後には4320万円と4倍以上に増えています。
資産運用すれば利回り5%でも30年後には4320万円です。絶対に資産運用した方が良いと思いませんか?
運用初心者におすすめの運用先とは!?
運用初心者の方がリスクを抑えて安定した利回りを実現したいならヘッジファンドでの運用がおすすめです。
投資家から資金を預かって代わりに運用する資産運用のプロフェッショナル集団。最低投資金額は高く、富裕層を顧客としている。
ヘッジファンドは運用のプロで、欧米の超富裕層を顧客として発展してきました。
人気のヘッジファンドは資金を預かってほしいとお願いしても中々預かってもらえないほどです。
富裕層向けのサービスですので最低投資金額が高く、欧米では100万ドル以上が普通です。
しかし、日本で活躍している個人向けのヘッジファンドは最低投資金額が1000万円以上の所が多く、運用を依頼することも十分可能な設定となっています。
運用先をお探しの方はぜひヘッジファンドをチェックしてみて下さい!